ブリとヒラマサの違いとは?
平政とブリの違いって何?
平政?たまに聞く名前だけど、どんな魚?という方もいるかと思います。
そこで本日、階段ノ上ノ食堂に入荷したこのヒラマサを紹介します。
ヒラマサは見た目はブリにそっくりな魚です。
では何が違うのかというと、細かいところでは、口元の角(あごの部分)が角ばっているブリに対し、ヒラマサのあごは丸くなっています。その他にも、背ビレ胸ビレの形や位置で違いを判断する事ができます。
魚を見慣れている私達料理人はヒラマサとブリの違いを体の体高で判断します。
平政という魚の漢字には『平』という文字がついているように平たいのです。
少しだけなのですが、ブリに比べ体の上下、体高に幅があり、やや扁平なので、海の中では水の抵抗が少なく、ブリよりもヒラマサの方が早く泳げます。
その分運動量がヒラマサの方が多いため、筋肉質で身が締まっており、ブリよりも多くのタンパク質が含まれています。
ブリよりも脂肪分が少なく、コレステロールも少ない!つまり健康にもとっても良いお魚なんです。
口の中で広がる上品な脂と旨味
見た目の似ている魚同士では、体高がある種の方が上質である、というのは魚の種類ではよくあることです。
例えば、『マサバとゴマサバ』『平ソウダと丸ソウダ』そして『平政とブリ』などですね。
ブリよりも身質が硬く淡泊で、身のキメが細かいのがヒラマサの特徴。
そして冬のヒラマサは春のものに比べ脂が乗っていて、食べた時の舌触りが滑らか~🎵
そして独特の風味と歯ごたえ!。
この脂の風味と旨み、これこそがヒラマサの醍醐味とも言えるでしょう。
ブリよりも脂肪が少ない分、噛むほどに上品な脂と旨味が口の中に広がるんです。
美味しい献立を提供する為に
ヒラマサは個体に依って味に差が出ます。その中から最高のものを選ぶのも私達料理人の仕事です。
いろいろな視点にとことんこだわり、Goodな物しか仕入れませんのでご心配なく!
ブリと見た目は似ているけれど、味はまったくの別物のヒラマサ。
吉祥寺『階段ノ上ノ食堂』でヒラマサの上品な脂と風味を是非味わってみてください!
今回の献立も数量限定なのであっさり売り切れてしまうと思いますが、次回入荷時はFacebookやHPでお知らせしますのでお見逃しなく!