階段ノ上ノ食堂「タケノコ」特集
東京でタケノコ王の筍が食べられるお店
吉祥寺、階段ノ上ノ食堂のタケノコ料理には、タケノコ王こと風岡直宏さんのタケノコを使用しています。
テレビでもすっかりお馴染みになった風岡さんは、静岡県富士宮市(旧芝川地区)で全国的にも珍しい専業のタケノコ農家さん。
『日本一を目指す』を公言しているだけあり、そのタケノコのうまさは、絶品っ!!
ワタクシが食べたタケノコの中でも、最高にうまい筍なんです。
階段ノ上ノ食堂とタケノコ王
ワタクシ浜名が以前働いていたお店のお客さまに風岡さんを紹介していただいて以来、7年来のお付き合いです。
彼の育てたタケノコの美味しさに魅せられて、何度も富士宮に足を運び、山を案内していただいています。
竹の子の時期はもちろん、それ以外の時期にも連絡を取り合い、富士宮の色々なお野菜を送っていただいたり、その他プライベートでも仲良くさせてもらっています(*^o^*)
お客さんにもよく『タケノコ王』風岡さん、実際のところ、どうなの?
とよくお客さんにも聞かれます。
キャラ作ってんじゃないの~?
なーんて思われがちでしょう。
そう、実は………
あのまんまです(笑)
ワタクシもそんなにテレビを拝見していないので、皆さんがどのように思われているか分かりませんが、だいたい同じです。
ですが、それが全てではなく、実に頭の良い方、というのが、ワタクシの印象です。
発想がユニークでありながら、実際にすぐに行動に起こす。
だからか、人を惹き付ける魅力が溢れ出して来ています。
それはもちろん、風岡さんの裏表のない、その性格に依るところだと思いますが(*^-^*)
風岡さんのタケノコはなぜうまい?
とにかく、うまいタケノコを作る情熱とその行動力は日本の、いや世界のどんな他人よりも優れている。 それが理由です。
具体的にというと、理由はその環境にあるのですが、風岡さんのタケノコを育てる山の一帯は赤土のタケノコを育てるには非常に適した土質であり、そのため、タケノコ独特のエグミが殆どないのです。
とはいえ、その環境だけに頼らず、
大きなタケノコ(大きい方が味がのる!)
を育て収穫する為に、スキー場の上級者コース並みの急斜面(横から掘れる!)で、収穫期以外にも山に入り耕し、有機肥料を中心に肥料を与えます。
以前、山を案内してもらった時の写真です。
下に駐車してある青いトラックでわかるかと思いますが、こんな斜面で行う作業は想像以上に大変で、ましてや、20kg以上もある肥料を持って登り撒くのですから、マジ超人です(笑)
プロのトライアスロンの選手だった風岡さんの成せる業です。
そして、タケノコの成長や収穫の記録もしっかり取り、そのデータをしっかりと次の栽培、収穫に生かしています。 それが、風岡さんの頭の良い、という由縁です。
階段ノ上のタケノコ料理
風岡さんのタケノコの味の特徴は、その『甘さ』です。
茹でている時から、あま~いモロコシを茹でているかのような甘い香り。
エグミがなく糠ゆがきする必要がないので、その甘さ・香りはタケノコにしっかり残っています。
このタケノコの甘さ・香りを、そのままごはんに移したかのような『タケノコごはん』。
タケノコ料理といえば、やはりタケノコごはんですが、さらに今期はウニを一緒に炊き込み、よりよくうま味を増幅させています。
タケノコ畑にはしばしばイノシシが荒らした後が残っているそうです。
ですから、イノシシとタケノコ、その相性が悪い訳ありません。
とはいえ、そうそう、イノシシを使える訳もなく。その代わりといってはなんですが、そのイノシシの遠き親戚といえる豚を合わせるのがgoodなんです。
そう!豚といえば、階段ノ上ノ食堂ファンにはすっかりお馴染みの高座豚があります。
『タケノコと高座豚の桜エビ塩辛炒め』
そして、豚と海老とも相性がよく、その三角関係は、こじれるどころが、美味しさをともに引き上げ合うんです。
今後も様々なタケノコ料理に挑戦していきます。
階段ノ上ノ食堂のメニューは日替わりなので、タケノコ料理もタケノコが終わり次第終了となります。
定食メニューには、サラダ・小菜盛り合わせ(5~6種類)・メイン・汁物がセットになっています。
当日のメニューをお見逃しなく!